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野菜の見方がほんの少し変わる、日本の四季と野菜にまつわるちょっといい話
2018年9月28日(金)

知ればきっと、もっと楽しい♪ ハロウィンって、どんなお祭り?

知ってるようで知らないことばかり
日本でもすっかり浸透したハロウィン。当初は子どもたちが仮装してお菓子をもらう行事、という印象でしたが、今では盛大なパレードが開かれるなど、大人も子どもも楽しめる一大イベントにまで広がっていますね。 ハロウィンといえば、かぼちゃのランタン(ジャック・オー・ランタン)や魔女、お化けたちが登場しますが、その由来や歴史について、意外と知らない方も多いのでは? なぜ、10月31日?そもそも何のお祭り?どうしてかぼちゃのランタン?そんなハロウィンの由来を知ると、きっともっとハロウィンが楽しめそうですね。
10月31日にはどんな意味があるの?
ハロウィンの由来をたどると、2千年以上前にさかのぼります。  古くから北ヨーロッパには、ケルトという民族の人々が住んでいました。ケルトの人々は、1日は夜からはじまり、1年は冬からはじまる、と考えていました。 そのため、秋が終わり冬が始まる節目(現在の暦で11月1日)は、新しいサイクルが始まる重要な日で、前年の収穫に感謝し先祖の霊をもてなす祭り、サムハイン祭が行われていました。 夜から1日がはじまるという考えから、祭りは前日の10月31日の夜から始められました。これがハロウィンの起源とされています(諸説あります)。 後に、サムハイン祭はキリスト教の行事、諸聖人の日(オール・ハロウズ・デイ)の前夜祭として、オール・ハロウズ・イブと呼ばれるようになり、現在のハロウィンという呼び名になったと考えられています。
かぼちゃのランタンは元はカブだった?
ハロウィンは、移民たちによってアメリカへ伝えられたことをきっかけに、現在のような華やかなイベントへ変化しました。 賑やかなハロウィンパレードやトリック・オア・トリートなど、今ではハロウィンの象徴ともいえるこれらの習慣は、どれもアメリカで生まれました。  かぼちゃのランタン、ジャック・オー・ランタンもそのひとつです。 北ヨーロッパでハロウィンが行われていた時から、ジャック・オー・ランタンは、ハロウィンの日にやってくる魔女や悪霊を避けるために作られていました。  しかしその時は、かぼちゃではなくカブやテンサイなどを使っていました。 ところがハロウィンが伝わった時、アメリカにはすでに収穫祭でかぼちゃの彫刻を作る習慣があったことから、2つの風習が合わさって、ジャック・オー・ランタンもかぼちゃで作られるようになったのだそうです。  ランタン作りに使われるかぼちゃは、ハロウィンかぼちゃ、ベビーパム、紅かぼちゃなどの中型種のかぼちゃ。  基本的にいずれも食用ではなく、食べられるものも美味しくはないようですので、もったいないとは思わずに、ランタンづくりを楽しみましょう。
ハロウィンに欠かせない野菜たち
ハロウィンというと日本ではもっぱらかぼちゃが主役ですが、収穫祭としての意味合いもあることから、アメリカなどでは他にもさまざまな食べ物が登場します。  特にリンゴやとうもろこし、ナッツなどはハロウィンに欠かせない重要な食べ物とされています。 リンゴはリンゴ飴、とうもろこしはポップコーンボールなどで食べる他に、ゲームや占いに使ったり玄関に飾ったりして、ハロウィンを演出します。 占いには、キャベツ畑やケール畑、麦畑などで行われるものもあるそうです。  目隠しをしてひと株引き抜き、その野菜と土の様子で未来の結婚相手を占うのだとか。楽しそうですね。 知れば知るほど、その不思議で神秘的な魅力に引き込まれてしまうハロウィン。  そのいわれや、古の人々の想いに触れると、また少し違ったハロウィンが楽しめるかもしれませんね。 資料 「マイ・ヴィンテージ・ハロウィン」マリオン・ポール著